2015年7月8日(水)
沖縄・名護 米軍基地内で文化財調査
キャンプ・シュワブ 市教委が開始
沖縄県の名護市教育委員会は7日、新基地建設が予定されている同市辺野古の米海兵隊基地キャンプ・シュワブ内で、埋蔵文化財の有無や所在範囲などを調べる試掘調査を始めました。
市教委文化課によると、この日は2人が基地内に入り、調査する場所を決めるための測量を行いました。測量作業が終わり次第、掘削調査に着手します。試掘調査は来年2月までかかる予定。また、今回の調査とは別の場所で文化財の「碇石(いかりいし)」が見つかっており、市は発見場所周辺での調査も求めています。
2年目に入ったキャンプ・シュワブゲート前での新基地反対の座り込みに来ていた読谷村の男性(73)は「碇石も見つかったし、文化財の問題は無視できないと思う。キャンプ・シュワブの中では、収容所で亡くなった方の遺骨がまだ建物の下敷きになっているでしょう。遺骨収集のための発掘調査もしてもらいたい」と話しました。