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2015年7月4日(土)

機構も厚労省も同罪

年金情報 高橋氏、ずさん対応批判

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(写真)質問する高橋千鶴子議員=3日、衆院厚労委

 日本共産党の高橋千鶴子議員は3日の衆院厚生労働委員会で、年金個人情報の流出問題で日本年金機構と厚労省のずさんな対応をとりあげ、事態を悪化させた責任は重大だと追及しました。

 高橋氏の質問に機構の水島藤一郎理事長は、氏名など年金4情報すべてが流出した以外のケースについて、「年金の記録統合など一部地域に限定されない業務の情報だった」と初めて明らかにしました。

 高橋氏は、流出発覚後も機構がインターネットメールを続けていた問題を質問。水島氏は、機構のインターネットと、厚労省と機構を結んだ統合ネットはアドレスも公開でパソコンも同じだが、庁内LANのアドレスは非公開だと説明しました。

 同省は機構とメールでやりとりしながら、「外部と遮断したイントラネット(庁内LAN)だと思っていた」と説明しています。

 高橋氏は、アドレスが違うのだから、イントラネットだと思ったという説明は成り立たないと指摘。メールを遮断していなかったことを塩崎恭久厚労相が「常識では考えられない」と批判しながら、厚労省自らは「イントラネットだと思っていた」と責任逃れをしていると批判しました。厚労省の樽見英樹審議官は「一種のイントラネットと思った」としかいえませんでした。

 高橋氏は、非公開アドレスに大量の不審メールが届いたのは、非公開アドレスが流出したからではないかと指摘。水島理事長は「インターネットにも非公開アドレスがある」と言い訳しました。

 高橋氏は「徹底究明が必要だ。こんな状態で年金とマイナンバー(国民共通番号制度)をつなげるべきではない」と求めました。


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