2015年6月26日(金)
新基地、戦争遂行の要石
沖縄県議会代表質問 嘉陽氏が危険性強調
翁長知事「造らせない」
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沖縄県議会で25日、日本共産党の嘉陽宗儀県議団長が代表質問を行いました。嘉陽県議は、戦争法案審議の中で「辺野古新基地が戦争遂行の重要な要石にされる危険性が浮き彫りになっている」と沖縄でのたたかいの重要性を強調しつつ、翁長雄志知事の決意を問いました。
翁長知事は、「多くの県民の負託を受けた知事として、県の有するあらゆる手法を用いて辺野古に新基地は造らせない」と述べ、前知事の埋め立て承認の法的な瑕疵(かし)を検証する第三者委員会の答申を踏まえ、承認の取り消し、撤回を決断する立場を改めて示しました。
嘉陽県議は「知事は日米両政府の圧力にも屈せず、堂々と県民の意思を内外に明確に発信してきた」と、先月17日の沖縄県民大会での訴え、訪米行動、今月23日の戦没者追悼式での平和宣言などを高く評価。「日米両政府の壁はどんなに厚かろうが、新基地反対、憲法9条を守れ、『戦争する国』づくりを許さない国民の運動が大河となり、日本の歴史を確実に突き動かしている。この流れは、もう誰もせき止めることはできない。このことに確信を強め、引き続き頑張っていただきたい」と知事を激励しました。