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2015年6月18日(木)

戦争法案、成立急がず慎重に

三重県議会が意見書

賛成多数可決

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 三重県議会は16日、「安全保障法制の慎重な審議を求める意見書」を27対23の賛成多数で可決しました。

 意見書案は民主党系会派「新政みえ」が提出したもの。日本共産党(2人)は賛成し、自民党と公明党が反対しました。

 賛成討論に立った日本共産党の岡野恵美議員は、憲法に違反して「海外で戦争する国」への道を暴走する「戦争法案」の危険性を改めて強調し「廃案にすべきもの」と主張した上で、「数の力で強引に法案を通そうとする勢力に対抗するためには、たとえ『慎重審議』でも今の時期の提出が賢明」だとして同意見書案への賛成を表明しました。

 意見書は「平和憲法の下で、わが国が貫いてきた海外で武力行使をしないという原則を大きく転換しようとしているのにもかかわらず…国民への丁寧な説明や国会での徹底審議を避け、結論ありきで法改正を強行しようとする政府の姿勢は容認できない」と批判し、「今の通常国会での改正法の成立にこだわらず、国会での審議を慎重かつ丁寧に進めるよう要請する」としています。

 同県議会では、日本共産党の議席がなかった昨年6月、新政みえが提出した集団的自衛権の行使容認に慎重な検討を求める意見書案が、自民・公明の反対で否決されています。


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