2015年6月9日(火)
女性議員非常に少ない
辰巳氏「小選挙区制変えよ」
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日本共産党の辰巳孝太郎議員は5月27日の参院政府開発援助(ODA)特別委員会の参考人質疑で、貧困・格差の解消、女性の参加拡大について質問しました。
国際協力NGOネットワーク「動く↓動かす」事務局長の稲場雅紀氏が、9月の国連総会で決定される「持続可能な開発目標」(SDGs)について報告。同氏は、新たな政府開発協力大綱で軍への支援が明記された問題への懸念を表明し、「わが国として、これまで通り人間の安全保障を中心とした支援が重要」と述べました。
さらに、新大綱が民間資金の導入を強調していることについて「民間資金は本当に援助が必要な貧しい人たちのところには必ずしも行かない。ODAを増やすことや国際連帯税の導入をはじめ公共資金創出が重要だ」と指摘しました。
国連人口基金東京事務所長の佐崎淳子氏は、女性の地位向上・参加促進の課題について報告。日本国内で改善すべき点について、「女性国会議員の数が非常に少ないことは致命的」だと指摘。辰巳氏は日本共産党の女性議員比率が一番高いことを紹介し、女性が選ばれにくい小選挙区制を比例代表へ変えるべきだと主張しました。