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2015年5月28日(木)

生涯派遣 歯止めなし

派遣法改悪案 高橋・堀内両議員が追及

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(写真)質問する高橋千鶴子議員=27日、衆院厚生労働委

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(写真)質問する堀内照文議員=27日、衆院厚生労働委

 日本共産党の高橋千鶴子、堀内照文両議員は27日の衆院厚生労働委員会で、労働者派遣法改悪案の論拠を突き崩し、「徹底審議か廃案しかない」と主張しました。

 堀内氏は、派遣期間を延長する際の労働組合からの意見聴取の義務付けについて、聴取を拒否された場合はどうなるのかと追及。坂口卓派遣・有期労働対策部長は「(聴取できなくても)違反にはならない」と答えたため、堀内氏は「『努力義務』と実質変わらない」と批判しました。

 堀内氏は、キャリアアップ措置について「法案には正社員になれる保証はない。多くの労働者はキャリアを持ちながら首を切られている。派遣制度が、労働者のキャリアを傷つけている」と批判。坂口氏は「レベルアップすることが正社員への近道」と答えるにとどまりました。

 高橋氏は、個人単位の期間制限について、「個人の派遣期間制限を管理するということは、派遣法で禁止されている労働者の特定につながる」と指摘。坂口氏は「個々の労働者について制限するもので、特定とは別だ」としか答えられず、高橋氏は「使い勝手のよい労働者を選別したいという派遣先の論理が優先されることになる」と批判しました。

 法案付則で「雇用慣行が損なわれるおそれがある」としている意味について、塩崎氏は「正社員から派遣への置き換えが常態化する場合」と答弁。高橋氏は「派遣労働者のニーズや多様な働き方といってきたのに、派遣が増えたら見直すというのは矛盾している。欠陥法案だ」と指摘すると、坂口氏は「もともと3年の見直し規定があった」などとしか答えられませんでした。


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