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2015年5月19日(火)

「都」構想否決

市民一つに新しい大阪へ

共産党 山口府委員長が会見

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写真

(写真)住民投票の結果を受けて会見する(右から)辰巳孝太郎参院議員、宮本岳志衆院議員、清水忠史衆院議員、山口勝利府委員長、山中智子大阪市議、渡部結党府政策委員=17日、大阪市

 大阪市廃止の住民投票で「反対多数」が判明した直後の17日夜、日本共産党大阪府委員会の山口勝利委員長は記者会見し、「大阪市民一人ひとりの大きなエネルギーを感じた。賛成に投票された方も大阪市政の本当の改革を望んでいる。大阪市民が一つになって新しい大阪をつくりあげていく出発の日にすべきだ」と強調しました。また「市民の共同、団体間の共同、政党では(市政野党の)自民党、公明党、民主党との共同ができたことは、これからの大阪を動かす大きな力になる」と述べました。

党大阪府常任委が声明

 日本共産党大阪府常任委員会は18日、大阪市の住民投票の結果について、次のような声明を発表しました。

 5月17日に投開票された、大阪市の廃止・解体の是非を問う住民投票は、大激戦・大接戦となりましたが、「反対」が「賛成」を上回り、大阪市の存続が決まりました。大阪市民の審判により、「大阪都」構想の野望が打ち破られ、維新政治退場の流れが大きく前進しました。「反対」を投じられたみなさんに心から敬意を表するとともに、「賛成」に示された市政改革への願いを生かし、大阪の新しい政治を切り開いていきます。

 「大阪市をなくしたらあかん」「暮らしを壊すな」と、住民投票のたたかいに立ちあがられた広範な市民のみなさん、その先頭に立たれた党員・支持者のみなさん、ご苦労さまでした。全国、近畿の方々から寄せられた熱い支援に心から感謝を申し上げます。

 日本共産党は、今回の住民投票にあたり「論戦の力」「共同の力」「草の根の力」、政党の役割を発揮する努力を強めました。とくに、「大阪市をなくす」「暮らしを壊す」「一人の指揮官でやりたい放題」と、「大阪都」構想の中心問題を明らかにし、維新側のウソやペテンを論破する先頭に立ち、有権者に寄り添う丁寧な宣伝と対話にとりくみました。

 「維新対市民共同」の構図が鮮明になるもとで、地域振興会、商店会、医師会、商工連盟など、さまざまな市民団体のみなさんや府下の首長とも連携、自民党、民主党との合同演説など、政党間の共同の前進に努力しました。地域・分野の共同がさらに広がり、「明るい会」「よくする会」に結集された大阪の民主勢力の奮闘が大きな役割を果たしました。

 「大阪都」構想に終止符が打たれ、橋下氏の政界引退が明確になり、7年間の維新政治への総決算・退場の審判となりました。「『維新の党』の野望を許さないことは、全国的にも重要な意義をもつたたかい」(3中総決定)と位置づけ、とくに憲法改定を見すえた首相官邸側と維新の「改憲タッグ」を打ち破る意義を鮮明にしてたたかいました。

 「市民が主人公」の大阪の地方政治の前進とともに、安倍政権の暴走政治と対決し、平和・民主主義・暮らしを守る国民的大闘争、とくに「戦争法案」を許さない共同のたたかいに全力をあげていきます。中間選挙、参議院選挙勝利をめざし、日本共産党を強く大きくするために、新たな決意で力をつくしていきます。


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