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2015年5月14日(木)

私学助成 抜本的引き上げを

大平氏 “高学費に学生悲鳴”

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(写真)質問する大平喜信議員=13日、衆院文科委

 日本共産党の大平喜信衆院議員は13日の文部科学委員会で、私立大学への助成金を抜本的に引き上げるよう求めました。

 大平氏は政府が私学助成の予算を圧縮してきたと指摘し、経常費の補助割合は現在どの程度で、最高時はどれくらいあったのかと質問。文科省の藤原誠・高等教育局私学部長は、私学助成の経常費補助割合が過去最高の1980年度は29%あったのに対し、2013年度は10・3%だと答弁しました。

 大平氏は75年に制定された私立学校振興助成法付帯決議で、国の補助率を速やかに2分の1とするよう求めていることを示し、現在10%にまで減った補助割合を段階的に引き上げていくことで、学費を下げていく展望も見えてくると主張しました。

 下村博文文科相は「2分の1へと、なるべく近づけなければならない。どんどん補助割合が下がっていることは問題だ」とのべ、私学助成の充実を図る考えを示しました。

 「家族に迷惑をかけたくないので昼ごはんを抜きにすることが多い」「週5日、夜10時半まで働いている」――大平氏は、自ら聞き取った私学に通う学生の経済的な困難に苦しむ声を紹介し、「私学助成を抜本的に引き上げることを求める」と述べました。


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