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2015年5月13日(水)

「都構想とカジノは別」 橋下氏 その場しのぎ

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 ○…大阪市をつぶす「大阪都」構想で実現する政策の目玉としてカジノ誘致を掲げる大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長が、市民の批判に追い詰められ、その場しのぎのひどい説明を行っています。

 ○…7日の屋内集会では、カジノに批判的な男性からの質問に、「都構想の話とカジノの話は基本的には別です」などと言い訳。「カジノ反対の方にも都構想は非常に有効なんです」などという詭弁(きべん)を弄しました。

 ○…いったいどんな理屈なのか。橋下氏はまず「僕と松井知事は賛成派」と断りつつも「東京(都)を見てください。舛添(要一)知事になってスパーンとカジノをやめた」などと強調しました。

 ○…「都」構想で市長がいなくなり決定権が「都知事」(府知事)に一本化されれば、進めるのもやめるのもスピーディーになるとの理屈で「今度の都知事選(府知事選)で、カジノが争点になれば、府民のみなさんで止めると決めてもらえれば決着する」というのです。

 ○…こんなばかばかしい話はありません。わざわざ市をつぶさなくても、カジノを止めたいなら、カジノ反対の市長や議員を選べばいいだけです。

 ○…一方、橋下氏は、誘致に期待する市民からの質問には「都構想が実現しないと(カジノ誘致が)どうなるか分からない」(11日街頭)と述べています。カジノ誘致推進のためにこそ「都」構想の実現が重要だというのが橋下氏の持論です。

 ○…「いやらしい話ですが日本は既にカジノ国家なんです。パチンコ屋がもういたるところにあるから」。11日にはカジノ誘致をこう正当化しました。

 (直)


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