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2015年5月5日(火)

大阪市つぶさせへんで

女性が「都」構想反対宣伝

大阪城公園

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(写真)「大阪市なくしたらあかん」と宣伝・対話する人たち=2日、大阪市中央区・大阪城公園

 「大阪市をなくす『都』構想アカン」―。住民投票(17日投票)に向けて、新日本婦人の会府本部と同中央支部は2日、大阪市中央区の大阪城公園で兵庫、京都、奈良の会員の支援を受けて宣伝しました。「女性は『都』構想に反対です」と呼びかけ、シール投票や対話が行われました。

 「期日前投票で『反対』票を投じてきた」という男性(70)=大阪市中央区=は、「公募の区長、校長は失敗し、福祉を削る橋下(徹大阪市長)ではダメ。変えてしまったら元には戻れない」と述べました。「大阪市がバラバラにされると住民サービスが低下する」と不安を語る男性(65)も、反対にシールを貼りました。

 「大阪変えなあかんから」と賛成する人もいましたが、「こんなに急いでやる必要はないのでは」と話すと、「そやな、反対の意見も聞いて考える」と変わりました。

 1時間半の行動でシール投票には129人が投票。賛成31人、反対71人、分からないが27人でした。

「都」構想まるわかりパンフ好評

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(写真)よくする会が発行した「都構想まるわかりパンフ」

 大阪市の廃止・解体を問う住民投票が行われている大阪市で、「大阪市をよくする会」が発行した「『大阪都』構想のホント まるわかりパンフ」が好評です。

 同会は一般紙に折り込み。パンフを見た市内に住む男性から「自分の住んでいるマンションでも配りたい」と連絡があり、同会は3000部を男性に届けました。「電車の中づり広告にして」との声も寄せられています。

 パンフは表紙で「大阪市をこわすのでなく 『オール大阪』庶民の力でよりよい大阪に」と提案。「橋下さんの説明を聞いても、よおわからん」という人に読んでもらいたいと呼びかけています。

 「大阪都」の三つの中心問題▽大阪市をバラバラにしないと言って大阪市も24区もなくす▽「市民はぜいたく」と言ってくらし切り捨て、カジノなどムダな大型開発に投入▽憲法違反の思想調査など、1人の指揮官でやりたい放題―を、橋下徹大阪市長がこれまでにやってきたことと合わせて解明しています。

 「橋下市長が語らない『都』構想の真実」として、維新陣営のウソとペテンを四つの角度から取り上げます。

 「都」構想推進派が宣伝する「二重行政のムダを解消すれば17年間で2700億円が生まれる」という話は、実際に市が法定協議会に出した資料では効果額がわずか1億円だったことを指摘。橋下市長自らが二重行政は“今はない”と認めていることも紹介しています。

 最終ページでは、橋下氏による「都」構想を許さない共同の広がりと、「大阪市の大きな財源を生かし ぬくもりとにぎわいのある大阪へ」と転換策を提起しています。


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