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2015年5月3日(日)

多様な性支える街を

LGBTと自治体関係者集う

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 性的マイノリティー(LGBT)の支援団体や自治体関係者が集い、「“性の多様性”を活(い)かした地域づくり」を考えるシンポジウムが4月30日、東京都文京区で開かれました。

 米国サンフランシスコ市で行われている民間の支援活動を紹介したのは、同市在住のリー・カラハンさんです。失業や貧困に苦しむ若者、HIV感染者など多様なLGBTの現状に合わせて、多種多様な支援団体があるといいます。活動を通して仲間ができ、自身がトランスジェンダー(性同一性障害など性別違和を持つ人)として生きることも受けいれられるようになったと語りました。

 四国初のLGBTの交流センターを愛媛県松山市に開設したNPO「レインボープライド愛媛」代表のエディさんは、当事者や家族が安心してすごせる場をつくり、市民に知らせるパネル展を開催するなど行政と連携した活動を紹介。「地域に根ざした動きを各地に広げていけば、国の制度も変わるのではないか」と話しました。

 文京区では、2013年に性的指向(恋愛の対象)や性自認(心の性)による差別禁止を明記した条例を施行しました。同区の男女協働・子ども家庭支援センター担当課長の鈴木秀洋さんは、保育・教育・福祉現場の関係機関が連携して、「相談でき、一緒に悩みを考え、寄り添える活動を進めていきたい」と語りました。


 LGBT レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダーの頭文字で、性的マイノリティーの総称。


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