2015年4月28日(火)

大阪市廃止　許さない

山下書記局長が会見

（写真）記者会見する山下芳生書記局長＝２７日、国会内

　日本共産党の山下芳生書記局長は２７日、国会内で記者会見し、同日、住民投票が告示された「大阪都」構想について問われ、「『大阪都』構想の本質は大阪市廃止・解体構想だ。大阪市民の自治と暮らしを破壊する構想を阻止するため、政治的立場の違いを超えた共同が急速に広がっている。私たちも共同の一翼を担って、宣伝・対話をはじめ、できることをすべてやる構えでのぞみたい」と話しました。

　そのうえで、山下氏は、「維新の野望を打ち破るたたかいは、全国的意義をもつと位置づけており、それにふさわしい構えで党中央ものぞむ。住民投票という性格にふさわしいやり方で、近畿をはじめ、全国的な支援も強めたい」と述べました。また、政党・会派の共同の取り組みに加え、「いろいろな市民運動のかたがたが自主的に運動し、それらが今、合流されつつあると感じる」と強調。「『大阪市民の自治と暮らし破壊を許すな』という一点で共同を広げ、深めたい」と述べました。

小渕氏と自民は説明責任果たせ

　日本共産党の山下芳生書記局長は２７日の記者会見で、政治資金問題で東京地検が小渕優子前経済産業相を任意で事情聴取したことについて、「小渕氏は大臣を辞任する際、第三者を入れて調査するといったが、半年たってもいまだに小渕氏本人から説明がされていない。そういう中での東京地検の事情聴取であり、国民の政治不信をますます助長することになる」と指摘。「小渕氏本人と小渕氏を昨年の総選挙で公認した自民党は、国民に対し、すみやかに説明責任を果たすよう求めたい」と述べました。