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2015年4月4日(土)

「無駄遣い止める」 橋下氏の主張は破綻

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 「税金の無駄遣いを止めていこうというのが大阪都構想」―。大阪維新の会の橋下徹代表(大阪市長)のこんな主張が、市役所での記者団とのやり取りでも破綻に陥っています。

 橋下氏の理屈は、無駄なハコモノなど大阪市のかつての大型開発の無駄遣いの原因を、政治の中身ではなく「財布」(予算)の大きさや行政の仕組みに求めるもの。1日にも、「都」構想で大阪市が五つの特別区に再編されれば「住民の監視が行き届く、いまより住民のプレッシャーを感じる役所になる」などと持論を語りました。

 ところが記者団から「府のほうは(廃止される市から移る財源で)逆に財布が大きくなるが、そこの税金の無駄遣いをどう止めるのかは都構想に織り込まれているのか?」と問われると急に形勢が危うくなります。

 橋下氏は「いや、財布は府の方は大きくならない」などとウソでごまかし「府の方も問題ですよ。府も問題ですけど、まずは市の方の財布が適正化されるってことは今よりはマシになる」と苦しい回答に終始しました。

 それもそのはず。維新の会が、市から権限と財源を奪って府知事という「一人の指揮官」の下で進めようとしているのが、約1兆5000億円ともいわれる不要不急の大型開発計画だからです。自分たちが口を極めて糾弾する過去の無駄遣いと同じようなことを、大阪市を廃止してまでやろうとしているのが橋下・維新なのです。 (直)


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