2015年4月2日(木)
辺野古 座り込み4000日
平和的に楽しく 米軍新基地反対
沖縄・名護
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沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設に反対して続けられている辺野古の海岸のテント村での座り込みが、2004年4月の開始から1日で4000日となりました。
ヘリ基地反対協議会の安次富(あしとみ)浩共同代表は「名護市民のたたかいがオール沖縄に至り、全国的、国際的に支援も広がり、たたかいを勝利に導く発展をとげています。これからも翁長雄志(おなが・たけし)知事や稲嶺進名護市長を支え現場のたたかいを展開していきたい」と語りました。
娘や孫と初めてテント村を訪れた北谷(ちゃたん)町の男性(88)は「祖国復帰闘争を頑張ったけど、まだ沖縄は返ってきていない。沖縄にだけ負担が大きすぎる。沖縄の人をばかにしすぎだよ」と基地建設を強行する政府に憤りました。浜辺で遊ぶ孫たちを見て、「きれいな海だね。基地を孫たちに残してはダメさ」といい「がんばろうね」とこぶしを突き上げました。
この日も新基地建設に向けた海上作業が続き、米海兵隊基地キャンプ・シュワブのゲート前では市民らが抗議し、座り込みました。
新日本婦人の会沖縄県本部の人たち9人がコーラスを披露し、現場を和ませました。5カ月の子どもを抱え、初めて座り込みに参加した那覇市の女性(32)は「歌ったり踊ったり、平和的な楽しい雰囲気で、また来ようと思いました。子どものためにも基地は造らせたくないので、運動も続けていきたい」と話しました。 (柳沢哲哉)