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2015年3月23日(月)

安倍政権NO!☆0322大行動

志位委員長の連帯スピーチ

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 22日に東京都内で行われた「安倍政権NO!☆0322大行動」に参加した日本共産党の志位和夫委員長の連帯のスピーチを紹介します。


写真

(写真)スピーチする志位和夫委員長(左)と宮本徹衆院議員=22日、国会前

 みなさん、こんにちは(「こんにちは」の声)。日本共産党の志位和夫です。

 これまで国会前、官邸前では、さまざまな要求を掲げた行動が取り組まれてきましたが、今日の大行動は、あらゆる分野の運動が互いに連帯し、安倍政権打倒の旗のもとに大合流しています。これは素晴らしいことだと思います(「そうだ」の声、拍手)。私は、ともに最後までたたかう決意を込めて、心からの連帯のあいさつを送ります。

民意に背き、大義も道理もない暴走政治を打ち破ろう

 安倍政権は国会では多数を持っています。その危険を直視しつつ、恐れずたたかおうと訴えたい。安倍暴走政治には致命的弱点があります。

 第一は、それが国民多数の民意に背いているということです(「そうだ」の声、拍手)。集団的自衛権、憲法9条改定、原発再稼働、沖縄新基地、消費税10%――安倍政権が進めている主要な問題のすべてに対して、どんな世論調査でも国民の5割から6割は反対ではありませんか(「そうだ」の声、拍手)。

 安倍首相は、口を開けば「国民に丁寧な説明をする」と言います。しかし、首相がどんなに「説明」しようと反対多数の状況は変わりません(「そうだ」の声)。それは安倍政権が国民を「説得」する大義も道理も持ち合わせていないことの証明ではないでしょうか(「そうだ」の声、拍手)。

 国民多数の民意に背き、大義も道理もない暴走政治を、力をあわせ打ち破ろうではありませんか(「そうだ」の声、拍手)。

強権・独裁政治を許さず、民主主義を取り戻そう

 第二は、民主主義破壊の強権・独裁政治を常とう手段としていることです。

 その最悪のあらわれが、集団的自衛権行使容認の「閣議決定」を強行し、それを具体化する「戦争立法」を進めようとしていることです。「憲法9条のもとでは集団的自衛権の行使は許されない」――これは戦後半世紀にわたり歴代政権が取り続けてきた憲法解釈でした。それを一片の「閣議決定」で覆し、日本を「海外で戦争する国」につくりかえる。こんな乱暴な強権・独裁政治があるでしょうか。力をあわせて戦争への道をストップしようではありませんか(「そうだ」の声、拍手)。

 強権・独裁政治は安倍政権の強さのあらわれではありません。そういう野蛮な手法でしか自分たちの政治をすすめられないのは、安倍政権の弱さと行き詰まりのあらわれにほかなりません(「そうだ」の声)。強権・独裁政治を許さず、日本に民主主義を取り戻そうではありませんか(「そうだ」の声、拍手)。

「亡国の政治」を退場させ、力あわせ新しい日本をつくろう

 第三は、安倍政権が国民に希望ある未来を何ら語ることができないことです。

 この政権が目指す日本とはどんな日本でしょうか。一つは、「海外で戦争する国」です。集団的自衛権行使容認、憲法9条改定、秘密保護法、沖縄新基地――そのすべてが「海外で戦争する国」づくりという野望につながってきます。

 いま一つは、「世界で一番、企業が活躍しやすい国」です。庶民に消費税大増税をかぶせながら大企業には巨額の減税をばらまく。「岩盤規制の打破」の名で、雇用のルール破壊を行い、TPP(環太平洋連携協定)を推進し、農業・農協つぶしを行う。「成長戦略」の名で原発再稼働・原発輸出を進める。これらもみんな根はつながっています。

 「海外で戦争する国」と「世界で一番、企業が活躍しやすい国」――まさに「亡国の政治」ではありませんか。国民に希望ある未来を語れなくなった政権には退場してもらうしかありません(「そうだ」の声)。みんなの力で安倍政権を打ち倒しましょう(「そうだ」の声、拍手)。憲法を生かした平和・民主主義・暮らし第一の新しい日本をみんなの力でつくろうではありませんか(「そうだ」の声、大きな拍手)。


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