2015年3月19日(木)
新基地つくらせない
“沖縄と全国の力で”と集会
山下書記局長があいさつ 参院議員会館
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沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対する沖縄県民に連帯する「沖縄県民の民意を踏みにじるな」院内集会が17日夕、参院議員会館で開かれました。約300人が参加。新基地建設にむけた工事を強行する安倍政権に沖縄と全国の力でノーをつきつけよう、との発言が続くたびに会場は拍手でわきました。
集会では、さきの衆院選で「オール沖縄」候補として自民を破った4議員が発言し、「参院予算委で基地問題の論戦をした」と紹介された日本共産党の山下芳生書記局長があいさつしました。
山下氏は、「普天間基地の危険性を除去するための移転」という安倍内閣の言い分を批判。「痛みを同じ県民に押し付けることはできない」という沖縄県民の切実な声を紹介しながら、「痛みは移転でなく、取り除くべきです」と強調しました。「沖縄県民との連帯を強めて、かならず勝利しましょう」と訴えると、大きな拍手がおきました。
主催は、超党派でつくる沖縄等米軍基地問題議員懇談会。「オール沖縄」候補として衆院沖縄1区で当選した日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、「沖縄に基地をつくらせないたたかいは、絶対に負けるわけにはいかない。みなさんと一緒にがんばりましょう」と訴えました。
沖縄からかけつけたヘリ基地反対協議会の共同代表・安次富浩氏が報告しました。「戦後70年にわたるつらい思い。もうがまんできない。米軍基地も自衛隊基地もいらないというのが、率直な思いだ」とのべ、辺野古での非暴力のたたかいと、それを暴力的に抑えつける安倍政権を告発しました。
本土からのアピールとして、3団体の代表が発言。安保破棄中央実行委員会の東森英男事務局長は、16日まで行った辺野古座り込み行動などを報告し、全国の波状行動と署名活動で「オール日本」のたたかいに運動を広げたい、と話しました。
院内集会には、日本共産党から山下氏のほか、畠山和也、島津幸広、堀内照文、清水忠史、田村貴昭、真島省三の各衆院議員と仁比聡平参院議員が参加しました。