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2015年2月18日(水)

どの問題も正面から答えない

首相答弁を志位委員長が批判

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 日本共産党の志位和夫委員長は17日、国会内で記者会見し、自身の代表質問に対する安倍晋三首相の答弁について記者団に問われ、「どの問題も、聞かれたことに正面から答えようとしない。私がただした問題の中心点を答えようとしませんでした」と批判しました。

 志位氏は、「(過激武装組織ISの問題で)『テロに屈する』という一言で検証を拒否する態度でいいのかと聞きましたが、それに対する答えはありませんでした」「(アフガニスタン戦争・イラク戦争が)ISのような組織を作りだした原因として働いているという大きな問題提起への答えもありません」と述べました。

 消費税増税に関する答弁でも「10〜12月期のGDP(国内総生産)がプラスになったというだけをもって問題なしというものでした」と指摘。雇用では「残業は月45時間までと定めた大臣告示の法制化という具体的な提起についても一切、回答を避けました」と語りました。

 志位氏は、集団的自衛権の問題で米国が違法な先制攻撃を行った場合でも「新3要件」を満たせば発動があり得るのかをただしたことに対し、首相が「否定しなかった」と指摘。「(発動を)やらないとは言わない。これは大きな問題点に今後なっていく。引き続き追及していきたい」と表明しました。


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