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2015年2月12日(木)

東京 「建国記念の日」に反対する集会

歴史の真実 直視しよう

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 歴史の真実を直視し、憲法を力に平和のアジアへ共に歩もうと、「建国記念の日」に反対する集会が11日、東京都内で開かれ、約400人が参加しました。

 主催は、歴史研究団体や東京都教職員組合などでつくる「『建国記念の日』に反対し思想・信教の自由を守る連絡会」です。

 歴史科学協議会の千葉功さんのあいさつの後、吉田裕一橋大学教授が講演。NHKや全国紙の世論調査を示し、日本で平和主義が持続する一方、ナショナリズムの台頭も読みとれると述べました。戦後レジームからの脱却を唱える歴史認識は、国際社会との間に深刻な矛盾を抱えていると指摘。「体験に根ざした歴史に対する痛覚が希薄になってきた今、私たちが立っている足場の歴史的な成り立ちを理解する力を身につけることが重要」と話しました。

 出版労連の吉田典裕副委員長は、安倍政権が進める教科書検定制度の改悪や「道徳」の教科化とのたたかいを報告。琉球新報東京支社の問山栄恵(といやまさかえ)さんが、辺野古への基地移設に反対する沖縄の民意を無視し続ける安倍政権を批判しました。自治労連埼玉県本部の江口友久さんは、さいたま市の公民館が憲法を詠んだ俳句の月報への掲載を拒否した問題の経緯を報告しました。


 「建国記念の日」 戦前の「紀元節」を自民党政府が「国民の祝日」として1966年に復活させたもの。明治政府は、2月11日を初代天皇「神武」の即位の日とし、天皇中心主義と軍国主義の浸透、侵略戦争推進に利用。歴史的根拠はありません。


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