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2015年1月23日(金)

税金でチラシ配り

自民の衆参11議員 使途報告書 約740万円支出

なくそう政党助成金

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 本来、政策などを知らせるチラシは、党員や後援会員によって配られるべきものです。ところが、本紙がおこなった自民党国会議員の政党交付金使途等報告書(2013年分)全調査で、「自由民主」号外やチラシ配布に、業者を使い、その代金に国民の税金である政党助成金を支出していた国会議員が11人もいたことが、わかりました。


写真

(写真)松本洋平衆院議員の活動を知らせる「自由民主」号外(2014年11月12日付)

 本紙の調べによると、同報告書に、「チラシポスティング代」「自由民主号外ポスティング」「機関誌ポスティング代」などの名目で、支出を記載していたのは、8人の衆院議員と3人の参院議員。支出総額は約740万円にのぼりました。(表参照)

 昨年12月の総選挙に愛知3区から立候補、落選、比例で復活当選した池田佳隆衆院議員は、4月、6月、7月の計3回にわたって計71万3797円を名古屋市内の3業者に「ポスティング代」として支出。同じく東京5区で3選した若宮健嗣衆院議員は、2月に2回にわたって東京・渋谷区内の広告代理業者に計141万4749円を「ポスティング代」として支出していました。

 13年7月の参院選比例で再選した丸山和也参院議員は、参院選後に精算したのか、7月31日と8月12日に2業者に計49万1400円を「チラシ配布代」として支出。同じく参院大分選挙区で再選した礒崎陽輔総理補佐官は、99万7500円を9月9日に「ポスティング代」として支出していました。

 11人の国会議員のうち、もっとも支出額が多かったのは、内閣府大臣政務官を務める松本洋平衆院議員(東京19区)。選挙区内の広告業者に145万9881円を支出しています。

 ちなみに、松本議員が代表の「自民党東京都第十九選挙区支部」の政治資金収支報告書(13年分)によると、党費を納入した党員は「ゼロ」でした。

税金を使ってチラシを配った自民党議員

 若宮健嗣衆院議員(東京5区) 141万4749円

 松本洋平衆院議員(東京19区) 145万9881円

 小倉将信衆院議員(東京23区) 9万5055円

 工藤彰三衆院議員(愛知4区) 10万5000円

 田中英之衆院議員(京都4区) 81万4275円

 高橋比奈子衆院議員(比例東北) 56万3682円

 牧原秀樹衆院議員(比例北関東) 66万1603円

 池田佳隆衆院議員(比例東海) 71万3797円

 吉川有美参院議員(三重) 6万9300円

 礒崎陽輔参院議員(大分) 99万7500円

 丸山和也参院議員(比例) 49万1400円

 《注》政党交付金使途等報告書(2013年分)で作成


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