2015年1月18日(日)
阪神・淡路大震災メモリアル集会
政治動かした20年
山下書記局長があいさつ
|
復興県民会議主催のメモリアル集会で、日本共産党の山下芳生書記局長は「阪神・淡路大震災被災者の20年のたたかいから学んだこと」をテーマにあいさつしました。
一つ目は、被災者の生活再建・住宅再建に公的支援を求める市民の運動が大きく広がり、個人補償を冷たく拒否した政府を動かしたことです。運動は、被災者生活再建支援法に結実し「ねばりづよいたたかい、立場を超えた共同が政治を動かすと学びました」と語りました。
二つ目は、全国との連帯、未来との連帯のすばらしさです。2000年の鳥取県西部地震で、県独自に全壊世帯への支援を決定したこと、07年の支援法抜本改正で「全壊世帯に300万円支給」が国の制度として確立され、東日本の被災者の大きな支えとなったことを挙げ「鳥取県の英断に全国の運動が励まされました。東日本大震災の際は、涙を流し自分のことのように喜ぶ阪神・淡路のみなさんに接し、人間連帯のすばらしさを感じました」と述べました。
三つ目に「政治とは、国民の切実な願いに応え社会を進歩させること」を挙げた山下氏。支援法案が国会に提出されたとき被災者から「希望が見えた」との言葉を受けた経験を語りました。
山下氏は「大きくしていただいた党国会議員団の真価を、被災者支援、災害対策でもいかんなく発揮するため、いっそう皆さんと力を合わせてがんばります」と決意を述べました。