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2015年1月7日(水)

チリ共産党議長と会談

緒方氏ら 政策など交流

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(写真)チリ共産党のギジェルモ・テイリエル議長(左端)と会談する日本共産党の緒方靖夫副委員長(その右)=5日、サンティアゴ

 【サンティアゴ=菅原啓】3日に南米チリの首都サンティアゴに到着した日本共産党の緒方靖夫副委員長と菅原啓国際委員会委員は5日、市内の旧国会議事堂でチリ共産党のギジェルモ・テイリエル議長(下院議員)、セサル・ブンステル政治委員・国際担当書記と約4時間にわたり会談しました。

 テイリエル議長は、ピノチェト独裁政権時代に亡命先で日本共産党代表と出会った経験に触れ、「チリ人民への連帯活動で貴党の果たした役割に改めて感謝したい」と述べました。

 同議長が「文献などを通じてだけでなく直接の交流が不可欠となっており、今回の訪問を歓迎する」と述べたのに対し、緒方氏は「あなた方は与党、わが党は野党。党間の交流の意義は大きい」と応じました。

 議長は、法人税引き上げを含む税制改革、高等教育無償化をめざす教育改革などバチェレ政権の政策を説明。独自のラジオ局を通じての宣伝活動や、不公正な現行選挙制度に代わる比例代表中心の制度導入の動きなどを紹介しました。

 緒方氏は質問に答えて、総選挙の結果や直面する情勢と課題について説明。議長は、日本共産党の躍進について祝意を表明しました。

 緒方氏は、日本で党への共感が広がる中、善意だが「党名を変えた方がいい」の声があるが、チリではどうかと質問。議長は、独裁政権に対する審判が下り、そのたたかいでの共産党の役割が国民的に明らかになるもとで、いまではそういう声はなくなっていると語りました。

 緒方氏は両国には火山や温泉、地震や津波など共通点があるが、「試練に打ち勝って発展している共産党があることも重要な共通点だ」と語ると、議長は大きくうなずき「その通りだ」と応じました。


 チリ共産党 1912年創立。70年成立のアジェンデ政権の与党。73年の軍事クーデター後、ピノチェト独裁政権下で大きな犠牲を払いながらたたかいの先頭に立ちました。2009年に36年ぶりに下院(定数120)で3議席を獲得。13年には20代の女性を含め6人の下院議員を当選させ、第2次バチェレ政権にも入閣しています。


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