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2014年12月21日(日)

激戦リポート

東海ブロック 14年ぶり 2議席獲得

「戦争する国」ストップに期待

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 衆院東海比例ブロック(定数21)で日本共産党は61万8695票(得票率9・59%)を得て、本村伸子氏と島津幸広氏が初当選しました。14年ぶりの2議席獲得に、4県の党と後援会は喜びに沸いています。

 本村氏の「被爆2世として戦争できる国にさせない」との訴えは各地で共感をよびました。

「政権怖い」の声

写真

(写真)開票日翌日、街頭から2議席獲得の報告をする比例候補としてたたかった(左から)大野宙光、島津、本村、高橋祐介の4氏ら=15日、名古屋市

 選挙中、「戦争の防波堤となってほしい」と期待を表明した、愛知県犬山市の元市長で元民主党衆院議員の石田芳弘さんは、「躍進おめでとうございます。私の所にも喜びの電話が入っています」とコメントを寄せてくれました。

 「安倍自公政権の方向性に大変心配しています。今回、あれだけの議席を取ったことで、その空気に怖さを感じています。もっとも、低投票率や小選挙区制の落とし穴、欠陥によるものですが、知らず知らずのうちに戦争になってしまわないようにと思っています。だからこそ、共産党にはハッキリとストップをかける存在になってほしい」と期待も寄せました。

 静岡県では、元自民党員の男性がこう語りました。「選挙が終わって安倍首相は、『憲法9条を変える』と平気で言っている。戦争に向かっていて怖い。もう自民党は大嫌い。今度は共産党しかないと投票した」

 島津氏の「娘がブラック企業で働いている。青年が希望持てる日本に」との訴えは、とりわけ若者に歓迎され、宣伝カーに「期日前投票で入れてきたよ」と声をかける人が続きました。

県議選向け弾み

 「自共対決」を鮮明にした党と後援会の奮闘で、普段つながりのない保守層や他党支持層からも「今度は共産党」と期待が寄せられました。岐阜県では、民主党の後援会役員をした人が「民主では頼りにならない。応援する」と表明し、三重県では、老舗商店街理事長から「消費税増税中止のために共産党の議席が増えないと困る」とエールが寄せられました。

 ブロック史上最低の投票率(54・62%)だったにもかかわらず、日本共産党は前回より23万1234票増やし、1・59倍化させました。得票率は前回より4・16ポイント増やしました。

 維新が約39万票減らし、自民は約18万票増、民主約17万票増、公明約2万票増でした。

 無党派層について、「朝日」愛知版(16日付)は出口調査で「共産は選挙区、比例区でともに15%の票を得て、与党が進める政治への批判の受け皿となった」と評しました。

 空白県議会克服へ、弾みがついています。(今村一路)


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