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2014年12月12日(金)

安倍首相 外国メディアで“先導”自慢

TPP交渉 国内ではダンマリなのに…

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 安倍晋三首相は、環太平洋連携協定(TPP)交渉について、外国メディアで、“交渉妥結の先導者ぶり”を自慢しています。

 5日発行のイギリス『エコノミスト』誌は安倍首相のインタビュー記事を掲載しています。

 その中で安倍首相は「TPP交渉の参加国のなかで、私が最も強力に交渉を推進している」と自慢。「今年の日米首脳会談でも、交渉担当者に柔軟になるよう強く指示をした。だからこそ、早期の妥結は実現するだろう。これは強い決断だ」といいます。「今の交渉は全体として容易であり、最終段階に達しようとしている」とものべています。

 今年の日米首脳会談では、牛肉や豚肉の大幅な関税引き下げ、コメの輸入拡大などの譲歩が報道されています。

 自民党は、牛肉・豚肉、コメ、麦、乳製品、砂糖の5項目については、「聖域」だと公約。国会決議でも5項目はTPP交渉の対象外だとしています。

 しかし安倍首相は、最大の産地の北海道十勝地方に遊説(11月27日)した際、TPP交渉についてふれず、「無責任きわまりない」と批判をあびました。

 農民運動全国連合会(農民連)の真嶋良孝副会長・国際部長は「交渉すれば、譲歩を迫られるだけ。ただちに撤退を主張する日本共産党の躍進が必要だ」と語ります。


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