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2014年12月4日(木)

はやぶさ2 軌道に

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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載したH2Aロケット26号機が3日午後1時22分、種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられました。はやぶさ2は、ロケットから正常に分離され、打ち上げは成功。約6年かけて小惑星の物質を地球に持ち帰ります。

 はやぶさ2は、2段目のロケットに接続されたまま地球を1周し1時間47分後に太平洋上空でロケットから分離されたことが確認されました。午後3時40分には、地上との通信が確立され、太陽電池パネルの展開や姿勢を安定化することにも成功。順調にいけば、来冬に地球重力を利用した加速を行い、目標の小惑星に2018年夏に到着する予定です。

 探査チーム責任者の國中均教授は会見で「小さな小舟で宇宙の大海原にこぎ出そうとしている。6年間、深宇宙の航海が続くが、厳しいものが待ち受けているだろう。必ずや地球に帰ってくることを目標にいい運用をしたい」と述べました。

 はやぶさ2と一緒に搭載された超小型衛星のうち九州工業大学などの深宇宙通信実験機、多摩美術大学などの芸術衛星はロケットからの分離が確認され、東京大学などの超小型深宇宙探査機も分離されたもようです。


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