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2014年12月4日(木)

震災復興・原発ゼロ 「東北再生の命綱」高橋さんの議席 絶対確保を

宮城・福島 志位委員長が訴え

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  日本共産党の志位和夫委員長は3日、仙台、福島の両市で街頭演説に立ち、「大震災・原発事故からの復興、東北の豊かな農林水産業の再生―東北のみなさんの願いを国会に届ける命綱の議席です。雇用と社会保障を守る日本の宝の議席です。東北6県の力を集めて、必ず勝たせてください」と力いっぱい声をあげ、高橋ちづ子比例候補の必勝を訴えました。


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(写真)街頭演説で日本共産党への支持を訴える(左から)高橋ちづ子候補、志位和夫委員長、いわぶち友候補=3日、福島市

 デッキ沿いの人垣が波打つように宣伝カーを取り囲んだ仙台駅前。志位委員長は「『復興第一』というなら、被災者生活再建支援法にもとづく支援金を300万円から500万円に拡充することを求めます。医療・介護の減免制度の切り捨ては冷たい仕打ちです。復活させよう。すべての被災者が生活と生業(なりわい)を再建するまで、国が必要な支援を行うことを強く求めます」と訴えると、「そうだ」の声と歓声が随所であがりました。

 演説で志位氏が紹介したのは、宮城、岩手、福島などに本社がある1万1千社を対象にした東北大学の調査です。この1年で事業に一番影響を与えたものとして「消費税率の引き上げ」が最も多く、5割を占めました。「消費税は最悪の『復興妨害税』です。消費税10%は『先送り』実施ではなく、きっぱり中止を―この声を突きつけよう」と呼びかけました。

 仙台市宮城野区からきた女性(39)は「震災から4年近くたって、いまだに市内にも仮設住宅がまだたくさんある状態なのに、消費税増税なんて信じられません。復興を進めるどころか、じゃまする総理は許せない」と話します。

 冷たい風が吹き付けるなか、アーケード下の歩道を埋めた聴衆から熱い声援が飛んだ福島駅前。志位委員長は、「オール福島」が願う原発の「県内全10基廃炉」について首相が「事業者が判断する」と背を向け、原子力損害賠償紛争解決センター(ADR)の和解案を拒否する東電の姿勢にも「コメントを差し控える」と言い放った態度を批判しました。

 「首相は『福島の復興なくして日本の再生はない』といいますが、福島の復興の壁になっているのは安倍首相自身です」と言い切ると、「そうだ!」の怒りの声が。「日本共産党を伸ばして、この冷たい姿勢を変えさせよう」と訴えると、大きな拍手にわきかえりました。

 この日の演説では、米価の暴落問題にも言及。宮城「ひとめぼれ」は1俵8400円で、500ミリのペットボトルにつめても56円。福島「中通りコシヒカリ」も1俵7200円で、500ミリペットボトルで48円です。

 志位氏は「水より安い。“米つくって、米くえねえ”―こんな農政でよいのでしょうか。米価を市場まかせにしてきた政治の責任は重い。対策を緊急にとらせて、価格保障と所得補償をしっかり行って、日本、東北の農業を再生しよう」と訴えると、「よし」の声が飛びました。


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