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2014年12月3日(水)

ベルギー各地で反緊縮スト

国内・国際 両鉄道の半数運休

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 【パリ=島崎桂】ベルギー各地で1日、年金支給開始年齢の引き上げや社会保障の削減、賃金引き上げの抑制など、先月発足した中道右派のミシェル政権が予定する緊縮政策に抗議するストがありました。首都ブリュッセルでのデモには、数万人が参加しました。

 ストが行われたのは、全国10州(ブリュッセル首都圏地域を除く)のうち4州。11月25日に他の4州で行われたストに続くもので、今月15日には全国ストを予定しています。今回のストの影響により、国内・国際の両鉄道路線の約半数が運休しました。

 ミシェル政権は財政赤字削減や産業の競争力強化を理由に緊縮政策の実施を表明。ベルギー労働総同盟(FGTB)のゴブレ書記長は同国メディアに対し、労使間の協調を求めながら企業寄りの姿勢に固執する政府を批判。「政府は社会的な協調を尊重すべきだ」と語りました。

 各主要労組は、政府の姿勢が変わらない限り、来年以降も継続的にストを実施する意向を示しています。


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