2014年11月30日(日)
復興は被災者主役に
広島土砂災害 共産党、検証の会
大平比例予定候補ら
8月に広島市北部を襲った土砂災害を教訓に、災害対策や被災者支援について検証する「報告と交流のつどい」(主催=日本共産党広島市西地区委員会)が29日、広島市安佐南区で開かれました。
犠牲者74人をしのび黙とう。さき隆秀地区委員長は「被災者を主人公に、力を合わせるつどいにしたい」とあいさつしました。
日本地質学会の越智秀二氏が講演し、高度成長期の乱開発や地質の問題が災害の背景にあると解説。「広島は過去に多くの災害があり、いつどこで起きても不思議はない。丁寧な復旧とまちづくりが必要」と述べました。
被災者やボランティアは「公営住宅の抽選に外れたこともあった。本来、家を建てるべきではない場所だった。今後は安心して暮らしたい」(安佐南区緑井の男性)「インターネットやチラシでボランティアを約20人集めた。多くの若者が社会の力になろうと思っている」(同区の女子学生)などと発言しました。
被災直後に現地入りし、救援に尽力してきた仁比聡平党参院議員は「災害が起きても政治の役割で人命や生活を守ることはできる。まちづくりは、住民参加の下で総点検して進めることが重要だ」と強調しました。
大平よしのぶ衆院中国ブロック比例予定候補は「一日も早く元の生活に戻れるよう全力を尽くしたい」と決意を表明。近松さと子市議が市議団の取り組みを紹介しました。