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2014年11月26日(水)

歴史的総選挙 短期決戦 躍進へ総力を

国民とともにたたかう壮大な選挙に

共産党が第2回中央委員会総会・決起集会

志位委員長が報告

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(写真)総選挙必勝へ頑張ろうと、こぶしを上げる全国いっせい決起集会参加者=25日、党本部

 歴史的総選挙の公示まで6日間、投票日まで18日間と迫るなか、日本共産党は25日、党本部で総選挙必勝・全国いっせい決起集会を兼ねた第2回中央委員会総会を開きました。志位和夫委員長が「この総選挙は、日本の政治が内政・外交ともに大きな歴史的岐路にたつもとでの歴史的選挙です。日本共産党を躍進させることは、国民に対するわが党の重大な責任です。革命的気概、瞬発力を発揮し、必ず躍進を勝ち取ろう」と力強く呼びかけ、全党が躍進への決意を固めあいました。比例予定候補と東京都の小選挙区予定候補らが壇上に上がり、志位委員長自ら音頭をとって「ガンバロー」を三唱し、会場は必勝の熱意がみなぎりました。(報 告)


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(写真)報告する志位和夫委員長

 報告の冒頭、志位委員長は、先の都道府県委員長会議(12日)で訴えた総選挙にのぞむ三つの政治的構え―(1)安倍暴走政治が国民の世論と運動で追い詰められた解散であり、自信と確信をもって躍進をめざす(2)安倍暴走政治にストップをかけることができる選挙(3)党躍進の流れをさらに本格的にする好機―をあらためて確認。この突発的な解散にさいして、比例代表予定候補を決め、全国295選挙区すべてでたたかう態勢をつくりあげ、いっせいに国民のなかに打って出たことは「日本共産党の底力を示すもの」だと強調しました。

 総選挙の政治論戦をどう進めるか。志位委員長は「安倍政権の暴走ストップ、日本の政治の『五つの転換』((1)消費税大増税(2)アベノミクス(3)集団的自衛権(4)原発再稼働(5)沖縄新基地建設―の転換)を訴えてたたかいぬきます」と表明したうえで、次の四つの留意点を強調しました。

 第一は、首相が「アベノミクス」だけに争点を絞って選挙をやりすごそうとしているもとで、安倍政権の暴走政治の全体を争点にして、政治の転換を訴えるという攻勢的な姿勢を堅持することです。

 第二に、経済論戦では消費税増税問題と「アベノミクス」問題を二段構えで訴えることです。消費税問題では8%増税強行で「増税不況」をもたらした自民、公明、民主の責任が厳しく問われ、「消費税10%の『先送り』実施か、中止を求めるのか」が鋭い争点となります。「アベノミクス」問題では、その破綻が明瞭になるなか、日本共産党が主張する「大企業応援から暮らし第一へ、経済政策の軸足の転換を」の立場が際立っています。

 第三は、自民党との対決姿勢を鮮明にするとともに、それぞれの課題で国民の立場にたった抜本的な対案を語ることです。

 第四は「政治とカネ」の問題、「身を切る改革」論の誤りを丁寧に語るとともに、企業・団体献金の禁止と政党助成金の廃止を訴えることです。

 さらに政治論戦に関して、次の二つの点を強調しました。

 一つは、日本共産党躍進こそ、暴走政治への最も厳しい痛打となり、政治を変える最も確かな力になる―「日本共産党を伸ばせば、日本の政治は必ず変わる」ことを大いに訴えることです。

 もう一つは、日本共産党への疑問に答え、党の路線、理念、歴史の全体像―本当の姿を語り、丸ごと知ってもらう活動を大いに強めることです。

 そのうえで、選挙戦の宣伝・組織活動の進め方に関して二つの点―(1)「一点共闘」を通じてつくられてきた信頼と連帯の関係を日本共産党の躍進につなげ、この総選挙を国民とともにたたかう壮大な選挙戦にしていく(2)昨年来切り開いてきた、つながりを生かして選挙戦をたたかう「選挙革命」というべき活動方向をさらに発展させること―を訴え、六つの行動を具体的に提起しました。

 志位委員長は「いかなる選挙であっても『風頼み』の勝利はありえません。やるべきことをやるべき期日までにやりきってこそ、躍進は現実のものとなります。自ら風を起こして、この歴史的政治戦で必ず日本共産党の躍進を勝ち取ろう」と力強く訴えました。


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