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2014年11月16日(日)

インドネシア大統領 「平和で安全な海域に」

インド洋・太平洋「海洋国家構想」提唱

東アジア首脳会議

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 【ネピドー=松本眞志】インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は、13日にミャンマーの首都ネピドーで開かれた東アジア首脳会議で自身が主張する「海洋国家構想」を提唱しました。ジョコ氏は今年7月に行われたインドネシア大統領選挙から同構想について言及。国際的な公式会議で体系的に明らかにしたのは初めてです。

 ジョコ氏は「インド洋と太平洋を世界貿易のために平和で安全な海域にすることが必要であり、天然資源の収奪、領有権紛争、海洋支配の場にしてはならない」と強調。インドネシアをインド洋と太平洋を結ぶ軸となる「海洋国家」と位置づけました。

 ジョコ氏は、海洋国家構想の五つの柱として、(1)南シナ海行動宣言(DOC)の完全履行と南シナ海行動規範(COC)の早期策定(2)海洋資源の維持・管理(3)ジャワ島での海洋インフラの優先的開発、海港や事業遂行のためのネットワークの設立、造船業と海洋観光の開発(4)漁業の違法操業や海洋上の主権侵害、領有権紛争、海賊行為や海洋汚染などの海洋紛争の要因根絶(5)インドネシアの海洋防衛力の強化―を明示。特に南シナ海での紛争問題については、関係国に自制と国際法に基づく解決を追求するよう求めました。


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