「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2014年11月11日(火)

しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会

高レベルな接戦

若手・ベテランが競う

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)将棋の決勝戦をたたかう東京代表の天野貴元さん(左)と岐阜代表の野島崇宏さん=9日、東京都豊島区

写真

(写真)囲碁の決勝戦をたたかう東京代表の金井洋龍さん(左)と神奈川代表の平野翔大さん=9日、東京都豊島区

 東京・池袋で行われた第51回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会2日目の9日、終盤まですれすれの接戦が続くハイレベルなたたかいが続出しました。

 準々決勝で将棋の中学生名人の生川康太朗(なるかわ・こうたろう)さん(15)=三重=は、全国高校選手権連覇(2012、13年高校名人)の長森優作さん(17)=兵庫=と対戦しました。

 先手の長森さんに誘導されて、角交換の後、腰掛け銀の戦型に。生川さんは中盤で盛り返し、粘りに粘りましたが、惜敗し、「次回はもっと良い結果を出したい」と闘志満々。長森さんは「生川さんの攻めが続いて怖かった」と対局をふりかえりました。

 生川さんの祖父の松本達夫さん(81)が2日間、付き添いました。「孫の大活躍にびっくりです。小学校2年生から将棋を始めてめきめきと強くなり、今は全然相手をしてもらえません」とうれしそう。

 将棋の赤旗名人となった天野貴元さん(29)と準々決勝で対戦したのは多々納守さん(21)=東京=。過去、天野さんに2勝して迎えた一局でしたが、「終盤に指した瞬間に詰み筋があることがわかりましたが、手遅れでした」と悔しそう。

 囲碁で前回赤旗名人の関翔一さん(24)を破って準優勝した金井洋龍さん(33)=東京=は「楽しく打てた。決勝では、序盤良い勝負だったが、中盤に利かしそこねたところを打たれて、そこから崩れた。準優勝できて自分としては上出来。これからも全国大会でがんばりたい」と晴れ晴れとした表情でした。

 第1回赤旗名人戦から参加している囲碁審判長の小島高穂九段は講評で「決勝戦は素晴らしかった。平野翔大さんの終盤のたたかいがすごかった。しっかり読み切って、プロ名人戦の井山(裕太)君を思いだした」と大絶賛。「記念対局で(囲碁のプロ)一力遼新人王に勝ってください」と激励しました。

 将棋審判長の屋敷伸之九段は「非常に見どころのある大会でした。元奨励会員、ベテラン強豪と中高校生の3世代の競合を、今回は元奨励会員が制した。若い世代も伸びてきている。今後が楽しみだ」と講評しました。

図
図

図

見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって