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2014年11月3日(月)

赤旗まつり

STOP!ブラック企業・ブラックバイト 安倍政権の雇用大破壊

人間の尊厳勝ち取ろう

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 日本航空(JAL)、ソニー、日本IBMなど名だたる企業による解雇、「雇い止め」とたたかう労働者が登場したトーク集会「STOP! ブラック企業・ブラックバイト、安倍政権の雇用大破壊」。企業の横暴とたたかう労働者と労働組合に、会場から大きな拍手が送られ、連帯が広がりました。日本共産党の吉良よし子、辰巳孝太郎の両参院議員が司会をつとめました。


JAL 世界の労働者から応援

資生堂 これで「女性の活躍」なんて

ベローチェ 「雇い止め」に連帯で反撃

写真

(写真)「STOP!ブラック企業・ブラックバイト、安倍政権の雇用大破棄」で、参加者と交流する争議団の人たち

 第1部は、労働組合に加入してたたかう女性労働者が吉良議員とトークしました。

 日航解雇撤回裁判客室乗務員原告団長の内田妙子さんは、「私たちは、空の安全を守るため、会社に対して、おかしいことはおかしいと言ってきました」と発言。「東京高裁で解雇を認めるひどい判決がでましたが、国際労働機関(ILO)が解決をうながす勧告を出し、世界中の労働者から応援を受けています」と強調しました。

 資生堂の「非正規切り」の撤回を求めてたたかう全労連・全国一般労組の池田和代さんは、「口紅づくりのラインリーダーでした。解雇され、泣き寝入りしたくないと労働組合を探しました」と振り返ります。「働く権利を奪いながら、安倍首相のいう『女性の活躍』なんてとんでもない。これは女性労働者の働く誇りを取り戻すたたかいです」と語り、大きな拍手に包まれました。

 首都圏青年ユニオンに加入したカフェ・ベローチェの女性組合員は、アルバイトながら店長の代わりをつとめる時間帯責任者でした。会社は、バイトを無期雇用に転換したくないため、女性の「鮮度が落ちた」といって「雇い止め」を強行しました。「人間として尊厳を奪われました。連帯の力で勝利したい」と力を込めました。

マツダ 「派遣切り」裁判で勝利

ソニー 「追い出し部屋」やめさせた

日本IBM 安倍流「解雇自由」の姿 

 大企業のリストラ問題をテーマにした第2部では、辰巳議員を司会に、労働組合のたたかいで生まれた前進も交流され、勇気と希望の拍手でわきました。

 マツダの「派遣切り」とたたかったユニオン山口の佐藤次徳さんは、「原告は、家を失うなど苦しみながらたたかったが、山口地裁で勝訴して、広島高裁で和解を勝ち取った」と報告しました。

 ソニー労働組合仙台支部(電機連合加盟)の松田隆明委員長は、「期間社員の若者たちが雇い止め撤回を勝ち取った。正社員も仙台工場で『追い出し部屋』を消滅させた」と強調し、組合員の佐藤美和子さんが、「遠隔地出向から戻ってきました。多くの支援に励まされました」と感謝を述べました。

 日本IBMではJMIU(全日本金属情報機器労組)支部が、突然労働者を解雇して職場から閉め出す「ロックアウト解雇」とたたかっています。大岡義久委員長は「会社が邪魔者扱いしているのは、子育て中の女性や、不正を内部告発する労働者です」と告発。「日本IBMの姿こそ、安倍政権のめざす『解雇自由』です。これを許してはならない」と訴えました。

吉良、辰巳氏 「この声を国会に」

過酷な実態告発 民青委員長

 日本民主青年同盟の田中悠委員長は、ブラックバイト告発キャンペーンで寄せられている過酷な実態を報告しました。

 最後に、吉良、辰巳両議員は、「この声を政治に届け、労働法制改悪を許さないたたかいに全力をつくす」と表明しました。


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