2014年10月29日(水)
だから 秘密法反対 デモ行進の学生たち(中)
「特定秘密保護法に反対する学生有志の会(SASPL=サスプル)」が主催した東京・渋谷のデモ(25日)。学生のスピーチを引き続き紹介します。
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道決めるのは私たち
3年女子
この国の権力者が望んでいる国民とはどんなものなのか、考えてみました。答えはすぐにわかりました。それは「自分たちの言うことに異を唱えず、無批判に従う国民」です。
特定秘密保護法は権力者が望む、理想的な国民をつくり上げるのに、最適な法律です。
何が秘密なのかわからず、秘密に関われば逮捕される。これを知った人々はどうなるでしょう。国家を批判する言動をさけ、法に触れないよう、生活するようになります。体は萎縮して自由を失い、権力者たちによって滑稽に操られる人形となります。
でも私は彼らにいってやります。「そんなふうになってたまるかよー!」
勘違いしている彼らにいってやりたい。あなたたちが今日これまで、横暴に横暴を重ねて推し進めてきた特定秘密保護法という法律は、幻想にすぎない。なぜならこの法は、この国の最高法規である憲法に違反する法律であり、私の、私たちの、権利と、自由を侵すことはできない!
彼らに隷属的な人間になることは私にとって、成し遂げる必要のないことです。私がやるべきことは、自らの利益を追い求める彼らから目を離さず、彼らが間違ったことをしたら、異を唱えることです。この国が歩むべき道を決めるのも、進んでいく方向を決めるのも、私であり、私たちです。
私は、私たちは、うまく言葉にできないし、理由もちゃんといえない。けど、自分の中に確かに存在する思いがあるなら、それを押し殺さない。いやだと思うことには、いやだということを恐れない。
私は、私たちは、この国の権力者の暴力に対して、自分の意思と、言葉と、主張する力を持ってたたかいます。空虚な言葉に流されることなく、ならされることなく、しっかりと前を見つめて歩きます。
今日ここで、この私の意志を私の言葉によって主張することに意味があり、私が私であることの何よりの証しです。
「私は特定秘密保護法に反対します」