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2014年9月29日(月)

御嶽山噴火

家族ら駆けつけ

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 御嶽山(おんたけさん)のふもとの長野県王滝村や木曽町には、行方不明の登山者を捜す家族らが訪れ、地域住民も噴火の恐ろしさを語りました。

 王滝村役場で職員に「いまどうなっているのですか」と声をかけていた男性(52)は、息子(26)の安否を確かめるために、愛知県一宮市から駆けつけました。

 「息子は、27日の未明に自宅を出発しました。噴火に巻き込まれるとは思ってもいなかったのではないでしょうか」と男性。「とにかく息子がどうなったのか、早く知りたい」と語りました。

 午後5時すぎに木曽町役場から小さな女の子を連れて出てきた、三重県の女性は声を詰まらせながら、「一人で登った夫と噴火の後から連絡が取れません。ここ(木曽町役場)でも分かりませんでした。これから病院に行って確認したい」と足早に車に乗り込みました。

 山頂から直線距離で14キロの木曽町三岳(みたけ)地区に住む男性(57)は、「噴火直後は、噴煙で山頂付近の様子が見えないくらいでした」と話します。

 「これ以上、大規模な噴火にならなければいいが」と心配そうな様子で山頂の様子を見つめていました。

 木曽町の開拓地・開田で夫と、酪農を営み、白菜、大根なども栽培する女性(65)の家の屋根や大根の葉には、うっすらと灰が積もっています。

 「白菜はなんとか出荷できそう。今回の噴火で自然の恐ろしさを改めて感じました。早く噴火が収まってほしい」と話しました。

 同町の公民館に登山者の安否確認のために50人以上の家族らが泊まり込みました。(内田達朗)


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