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2014年9月25日(木)

年金守れ 20万署名へ

10・17「一揆」で首相に提出

年金者組合会見

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(写真)年金削減中止を求める20万請願運動について記者会見する全日本年金者組合の冨田浩康委員長(左から2人目)ら=24日、厚生労働省

 全日本年金者組合は24日、厚生労働省で記者会見し、「マクロ経済スライド」を廃止してこれ以上の年金削減をやめ、最低保障年金制度の実現を求める「年金とくらしを守れ」請願署名を20万人から集め、10月17日の「年金者一揆2014」で安倍晋三首相に提出すると発表しました。

 「マクロ経済スライド」は物価や賃金の上昇に合わせて、本来上げるべき年金額を引き上げずに実質的に削減するものです。2015年4月に初めて発動される予定です。年金額そのものを引き下げることはできない仕組みですが、政府は物価や賃金が低下すれば年金額を引き下げる改悪を検討しています。

 冨田浩康委員長は「政府は年金削減に不服審査請求を出した12万6642人の高齢者の怒りの声を一顧だにせず、さらなる改悪を計画している」と怒りを表明。「年金を頼りにする高齢者の声にこたえるために20万請願と『直訴』にとりくみます。年金制度の改悪は現役労働者の老後の問題であり、だれでもできる運動です」と話しました。

 署名はすでに7万5789人から集まっています。森口藤子副委員長は、65歳以上の年金受給者の3分の1が基礎年金のみで、1人暮らしの女性の貧困が深刻だと指摘。署名に寄せられた「消費税が8%になって2食の生活。体が悪くなっても病院に行けません」などの訴えを紹介しました。

 「年金者一揆2014」は国会での「直訴行動」、東京・日比谷野外音楽堂での中央集会をはじめ、全国で計画されています。


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