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2014年9月21日(日)

国立ハンセン病療養所栗生楽泉園

職員不足・入所環境の改善を

高橋・塩川氏ら 園長らと懇談

群馬・草津

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(写真)栗生楽泉園の役員と懇談する高橋氏(正面中央)と塩川氏(右隣)ら=19日、群馬県草津町

 日本共産党国会議員団ハンセン病問題プロジェクトチームの高橋ちづ子(会長)、塩川鉄也両衆院議員は19日、群馬県草津町にある国立ハンセン病療養所栗生楽泉園を訪ね、関係者と懇談しました。赤嶺政賢衆院議員秘書、羽部光男町議、大川正治元党県委員長らが同行しました。

 東正明園長ら同園役員との懇談で、高橋氏は今年5月、ハンセン病市民学会が開かれた草津町で、死去した谺(こだま)雄二・ハンセン病違憲国賠訴訟全国原告団協議会会長、神(こう)美知宏・全国ハンセン病療養所入所者協議会会長を追悼し「谺さんが尽力した重監房資料館がオープンした直後でもあり、(両氏の死は)全国から草津に集まった中、悲しみはいかばかりかと思います。要望を聞かせてほしい」と話しました。

 東園長らは、95人に上る入所者を看護、介護する職員の不足、温泉治療のための水源確保への苦慮などを語り、改善を要望しました。

 高橋氏らは、入園者自治会長の藤田三四郎氏とも懇談。床暖房完備など入所環境の改善、改修業者の確保などの訴えを聞きました。

 高橋氏らは、4月に開館した重監房資料館を訪問。23人もの患者が死亡した重監房の再現セットや出土遺物などを見学した後、納骨堂に献花し、重監房の跡地を視察しました。

 草津町役場では黒岩信忠町長を訪問し、懇談。黒岩氏は「将来構想が見えないのが療養所をかかえる自治体共通の悩み。国が示してほしい」と語り、資料館への道路の改良などを要望しました。


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