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2014年9月9日(火)

安倍政権中枢に カジノ議連メンバーずらり

賭博合法化につきすすむ

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 安倍晋三首相は、刑法が禁じる賭博場・カジノを「日本の成長戦略の目玉」と位置づけ、合法化に向けた暴走を加速させていますが、第2次安倍改造内閣や政権中枢に、カジノ実現をめざす議員連盟メンバーがズラリと名前を連ねていることがわかりました。


 国土交通相に留任した公明党の太田昭宏氏は、3日夜の記者会見で、首相からカジノを中心とする統合型リゾート(IR)の整備担当を務めるよう指示されたことを明らかにしました。

 首相自身が、2010年4月に結成された「国際観光産業振興議員連盟」(カジノ議連)の最高顧問。5月にシンガポールのカジノを視察し、7月下旬には、次期国会でのIR整備法案成立を見据えて、内閣官房に関係省庁の職員で構成する検討チームを発足させるなど、前のめり姿勢を強めています。

 こうしたなか、閣僚では、麻生太郎副総理・財務相が国会で日本共産党の大門実紀史参院議員に追及されて最高顧問を辞任したとはいえ、下村博文文部科学相が議連顧問、塩崎恭久厚生労働相が議連メンバーです。(表参照)

副大臣・政務官も

 副大臣では、カジノ議連副幹事長を務める葉梨康弘法務副大臣はじめ9人が議連メンバーです。

 政務官では、カジノ議連事務局次長の大家敏志財務政務官はじめ11人がメンバー。公明党の佐藤英道農林水産政務官も含まれています。

 このほか、首相を支える世耕弘成官房副長官、衛藤晟一首相補佐官もメンバー。経済産業相から自民党選対委員長になった茂木敏充氏は、カジノ議連顧問で、幹事長代行を続投する細田博之元官房長官はカジノ議連の会長といった状況です。

 パチンコ業界でつくる「パチンコチェーンストア協会」の「政治分野アドバイザー」にも名前を連ねているカジノ議連メンバーが葉梨法務副大臣ら5人いますが、松島みどり法相はこの「政治分野アドバイザー」の一人です。

依存症救済こそ

 日本のギャンブル依存症患者が536万人にのぼるという厚生労働省研究班の調査結果が公表され、衝撃を呼び、ギャンブル依存に苦しむ人を救う対策が求められているときに、カジノ・パチンコ議員が政権中枢にあって、賭博行為の合法化につきすすむことは許されません。

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