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2014年9月5日(金)

集団防衛 義務果たす

米大統領 バルト3国に約束

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 【カーディフ(英ウェールズ)=洞口昇幸】オバマ米大統領は3日、エストニアを訪問し、首都タリンでイルベス大統領と会談しました。オバマ氏は会談後の記者会見で、ロシアによるウクライナ介入で安全保障への懸念を強める北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるバルト3国に対し、米国は集団防衛の義務を果たすと約束しました。


 リトアニア、ラトビアを含む旧ソ連のバルト3国は、ウクライナと同様、多くのロシア系住民が住んでおり、ロシア軍部隊がウクライナ東部へ侵攻したことに警戒を強めています。オバマ氏は「エストニアを決して孤立させない」とし、バルト3国で実施している空域パトロールの派遣部隊を増強する考えを示しました。

 オバマ氏はロシアがウクライナ国内の親ロ派・分裂主義勢力を軍事的に支援し続けていることについて、「ウクライナの領土保全、欧州諸国の主権と独立に対するずうずうしい攻撃だ」などとあらためて非難。「NATOはウクライナ支援の明確なメッセージを送らなければならない」と、ウクライナ政府軍の強化に向けたNATOによる援助の必要性を強調しました。

 一方でオバマ氏は、ウクライナ危機の「軍事的解決はない」として、ウクライナ政府自身による平和に向けた努力も支持すると述べました。

 イルベス大統領は、周辺国からの侵略を阻むには「頑強で目に見える同盟国部隊の国内駐留」が最善の手段だと述べました。


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