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2014年8月28日(木)

ガザ長期停戦に合意

ハマスとイスラエル軍

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 【カイロ=小泉大介】パレスチナ自治区ガザをめぐるイスラエル軍とイスラム武装抵抗組織ハマスとの停戦協議を仲介してきたエジプト政府は26日夕、双方が長期的な停戦の実施で合意したと発表しました。停戦は現地時間26日午後7時(日本時間27日午前1時)に発効しました。 (関連記事)


 今回の停戦合意はエジプトが前日示した案にもとづくもので、当面は無期限の停戦を行いつつ、ガザ境界の検問所の規制を緩和します。ただ、ハマスが求めていたガザ封鎖の全面解除など核心の問題については今後協議するとしており、事態の根本的打開に結びつくかは予断を許しません。

 パレスチナ自治政府のアッバス議長は停戦合意について、「イスラエルによる占領の終結と国家の建設に向けたチャンスとなるものだ」と評価しました。一方、イスラエル側では停戦に強硬に反対する閣僚がいることから、停戦案への同意は閣議での採決抜きで決定されました。

 7月8日にイスラエル軍がガザ攻撃を本格化させて以降のパレスチナ人死者は2143人、負傷者は1万1000人超に。死者には約500人の子どもが含まれるという、人道上の大惨事となりました。イスラエル側の死者は兵士64人、民間人6人とされます。


 ガザ パレスチナ自治区の一部で面積約365平方キロ(東京23区の約6割)、人口約180万人。2006年のパレスチナ評議会選挙で、イスラム武装抵抗組織ハマスが圧勝して以来、イスラエル軍による空爆や地上軍侵攻が繰り返されています。長年の封鎖で人と物の行き来が絶たれ経済は極度に疲弊しています。


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