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2014年8月19日(火)

ガザ攻撃 死者2000人超す

停戦協議正念場に

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 【カイロ=小泉大介】パレスチナ自治区ガザの保健当局は17日、イスラエル軍が7月8日に同地への攻撃を開始して以降のパレスチナ人の死者が2016人に、負傷者は1万193人に達したと発表しました。一時停戦の期限が19日午前0時(日本時間同午前6時)に迫るなか、本格的な停戦に向けた協議は正念場を迎えています。

 ガザでは11日以降、一時停戦が続いてきましたが、住宅のがれきの下から新たな遺体が発見されたり、重傷者が亡くなったりと死者数が増え続けています。その大半は民間人で、保健当局は少なくとも541人が子どもだとしています。

 この状況下、17日には本格停戦に向けたエジプト仲介の協議が同国の首都カイロで再開しました。しかし、イスラエルによるガザ封鎖の解除を求めるイスラム武装抵抗組織ハマスと、ガザの非武装化を主張するイスラエル政府の立場の間には依然として重大な溝が横たわっており、一時停戦終了までに合意に至るかは不透明です。

 イスラエルのネタニヤフ首相は17日、協議再開を前にした閣議で、「イスラエルの安全保障上の要求に明確に応えた停戦案に限り、われわれは合意する」「もしハマスがロケット弾攻撃を続けることで、われわれが譲歩すると考えたらそれは誤りだ」と述べ、改めてハマスに武装解除を迫りました。

 一方、ハマスの報道官は同日、「封鎖が完全に解除されることなしにイスラエルは安全を享受できない」「イスラエルは(停戦案の合意に)失敗した場合の結果を覚悟しなければならない」と反論しました。


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