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2014年8月18日(月)

近畿・東海・北陸豪雨

浸水 すぐ腰まで

住民「国に何度も要請」

京都 穀田・倉林議員が福知山に

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 西・東日本に停滞する前線の影響で、17日は近畿と東海、北陸を中心に大雨となりました。京都府福知山市や岐阜県高山市、石川県羽咋市では記録的な雨量となりました。この雨で各地で土砂崩れや河川が氾濫、死傷者が出るなど大きな被害が出ました。福知山市では、17日午前2時半までの1時間に約90ミリの雨が降ったとの記録的短時間大雨情報が発表されました。高山市でも午前8時5分までの1時間雨量が57・0ミリで観測史上最多となり、羽咋市では午前5時50分までの24時間雨量が216・5ミリで観測史上最多でした。兵庫、京都、岐阜、富山、石川の各府県では土砂災害警戒情報が出されました。


松山市長と穀田氏懇談

地図:福知山市

 京都府福知山市は17日、記録的な大雨の影響で、市内中心部で広範囲な浸水被害に見舞われました。道路の冠水により各地で通行止めになりました。同市の24時間雨量は観測史上最大で300ミリを超えました。市によると、市周辺部で100軒以上の浸水があり、市内中心部は「被害が多く、いまも情報を収集している」(午後6時半現在)とのことでした。

 日本共産党福知山市議団は同日、調査・支援活動に奔走。穀田恵二党国対委員長・衆院議員と、倉林明子参院議員が同日、聞き取り調査・激励に駆けつけました。

 穀田議員は松山正治市長と懇談。松山市長は、被害状況について説明しながら「共産党の議員が一番早く状況把握に来てくれた」と述べました。穀田議員は塩見卯太郎市議団長、足立進市議と市内各地を回りました。

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(写真)泥水で冠水したままの道路=17日、京都府福知山市


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(写真)松山市長(中央)から被害状況の説明を聞く穀田議員(左から2人目)と、塩見(右から2人目)、足立(右端)の各市議=17日、京都府福知山市

 浸水被害を受けた鉄工所の女性(67)=蛇ケ端(じゃがはな)=は「こんなことは初めて。機械は全部つかってパー。机の上まで水がきて、パソコンのデータも資料も駄目になった」と肩を落としました。

 岡田惇・上荒河自治会長(67)は、「内水があふれ市民病院の周辺まで漬かった。国土交通省に、早く内水をポンプアップして排水してほしいと何度も要請したのに、マニュアルを理由に遅くなった」と話しました。

 穀田議員は「由良川の改修と内水対策の強化が急がれることがあらためてはっきりした。被害の救済をきちんとすることが大事だ」と話しました。

 福知山城の西北では、道路が泥水で冠水。住民らが泥出しや片付けに追われました。「玄関まで水が来てると思ったら、みるみる腰まで浸水した」「もう手がつけられん」などの声が聞かれました。

 スポーツ用品店を営む男性(66)は、「商品を2階に運んでいる最中に水がどんどん上がってきた。ガット張り機など1台100万円はする機械が3台漬かった。使えるかどうか心配」と述べました。行政への要望について「福知山は毎年河川が氾濫している。これ以上、繰り返さないようにしてほしい」と求めました。

 同市では昨年9月中旬にも由良川が氾濫し、広範囲に浸水被害が発生しました。


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