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2014年8月10日(日)

障害者も輝ける社会に

全障研全国大会始まる

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(写真)約3000が参加した全障研全国大会=9日、滋賀県米原市

 全国障害者問題研究会(全障研)の第48回全国大会が9日、滋賀県内で始まり、障害のある人や支援者、研究者ら全国から約3000人が参加しました。10日まで開かれます。

 荒川智全国委員長は、どんなに重い障害があっても全ての子どもには発達する権利があるとあいさつ。児童福祉施設「近江学園」を1946年、大津市内に創設した一人、故糸賀一雄さんの「この子らを世の光に」ということばにふれ、「今大会を障害のある人たちが輝ける社会を目指すステップにしよう」と呼びかけました。

 全障研常任委員の別府哲岐阜大学教育学部教授が基調報告。今年は日本政府が障害者権利条約を批准し、糸賀さん生誕100周年でもあるとして、発達保障の考え方に基づいた実践・研究をすすめ、保育や療育・教育・福祉の商業化の流れに対抗しようと訴えました。

 小児科医師で元第1びわこ学園園長谷清さんが記念講演しました。障害者の人権・権利を守る取り組みが行われてきた一方で、重度の障害者などには人格はないという思想から世界各国で安楽死法などが施行されていると批判。人間は障害の有無にかかわらず、新しい認識能力を身につけながら人間関係を築き深めることで、もともとある人格の形成を保障することが大事だと強調しました。

 全障研滋賀支部の青年らが「『この子らを世の光に』を今〜ひとりのねがいをみんなのねがいに〜」を演じました。

 10日は、「障害の早期発見と地域療育システム」など47分科会などがあります。

 (台風の影響で2日目の10日は中止になりました)


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