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2014年7月31日(木)

ブラック企業大賞

過労死・低賃金… 9社が候補に

女性蔑視やじの都議会も

授賞式は9月

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 今年の最悪企業はどこ?―。ブラック企業大賞実行委員会は30日、厚生労働省で今年の「ブラック企業大賞」にノミネートする企業とその選定理由について記者会見しました。

 ノミネート企業は「日本海庄や」などの居酒屋をチェーン展開する「大庄」、「JR西日本」、「ヤマダ電機」、アニメ制作会社「A‐1 Pictures」、ハウスメーカー「タマホーム」、「リコー」など9社。

 9社のうち5社で従業員の過労死が起きています。「大庄」は24歳の若者が過労死。同社は月80時間分の残業代を初任給に組み込み、若者の死亡前4カ月間の時間外労働は平均112時間でした。「JR西日本」でも28歳の若者が過労自殺しています。

 同実行委員会は、ブラック企業の認定指標について、長時間労働、セクハラ・パワハラ、いじめ、低賃金など11項目を「総合的」に判断するとしています。

 「東京都議会」も特別にノミネートされました。女性蔑視やじが飛んでも「自浄能力を何ら発揮することなく幕引きを図ろうとした」と批判しています。

 「ブラック企業大賞」は今年で3年目。授賞式は9月6日。同実行委員会がノミネート9社から大賞を選定します。ウェブサイトの投票で決まるウェブ投票賞もあります。記者会見をしたのは同実行委員会の河添誠首都圏青年ユニオン青年非正規労働センター事務局長、佐々木亮弁護士、内田聖子アジア太平洋資料センター事務局長など。


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