2014年7月5日(土)
ビバ!フチボーウ (ポルトガル語で“万歳!サッカー”)
スタジアム行けなくとも
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遊び心いっぱいのブラジルの人々は、スタジアムに行けなくともワールドカップ(W杯)を楽しんでいます。
試合会場の都市には「ファンフェスタ」と呼ばれる場所があります。大きな画面で試合の生中継を見ながら、ビール片手に歓声を上げて楽しむ。そこは友達同士、家族連れ、恋人らでいっぱいです。中には外国人サポーターの姿もあります。
暑いフォルタレザでは、浜辺にこれが設けられ、日中は日差しがきついものの、夕方には風がそよぎ、砂浜に座るだけで心地よい。
「ここは楽しいよ。みんなで盛り上がれるからね」。そういいながら笑うのは、ビニュル・モライスさん(30)。ドイツに住んでいた友達とその応援にきたといいます。
女友達3人で来たというマヌエル・バチスタさん(16)は「W杯はとてもファンタスティック。私はブラジルを訪れた外国の人々の文化を学びたいと思っているの」と目を輝かせます。彼女はこうも語りました。
「私もそうだけど、この国はみなサッカーが大好き。サッカーはブラジルの一部なのよ」。若い女の子からこんな言葉を聞くにつけ、改めてここはサッカー大国なのだと実感させられます。
(和泉民郎 写真も)