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2014年6月29日(日)

ウクライナ停戦延長

30日まで 親ロ派受け入れ

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 【パリ=浅田信幸】ウクライナ政権と同国東部の親ロシア派は27日、欧州安保協力機構(OSCE)とロシアの駐ウクライナ大使を仲介者とする2度目の和平協議をドネツクで行い、同日夜が期限だった停戦を3日間延長し30日までとすることで合意しました。英BBC放送が報じました。


 これに先立ち親ロ派は同日、1カ月以上にわたって拘束していたOSCEの監視員4人を解放。「ドネツク人民共和国」の首相を自称するボロダイ氏は「善意の表れだ」と述べ、停戦延長の受け入れを表明しました。

 30日までの停戦延長は、EU首脳会議がロシアに緊張緩和に向けた措置を取らなければ制裁強化に踏み切るとした期限と歩調を合わせたもの。

 今後は、本格的な和平交渉開始で合意し、停戦発表後も散発的に続く戦闘を終わらせられるかどうかが焦点。政権側は親ロ派の武装解除を優先させる意向ですが、親ロ派は交渉入りの前提条件として、まず政府軍が東部地域から撤退すべきだと主張。事態が収拾に向かうかは予断を許しません。

 ロシアは停戦延長合意を歓迎しつつ、ウクライナ政府に対し、親ロ派の武装解除に向けた「最後通告」の設定よりも、親ロ派との直接交渉を行うよう改めて呼びかけました。

 これまで2度行われた予備的な和平協議に政府側は直接参加しておらず、クチマ元大統領が政府を代表する形をとっています。


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