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2014年5月28日(水)

「安全を軽視」と批判

米軍無人機の三沢基地配備

井上氏中止要求

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(写真)質問する井上哲士議員=27日、参院外防委

 日本共産党の井上哲士議員は27日の参院外交防衛委員会で、米軍無人偵察機グローバルホークの三沢基地(青森県)配備について、地域の緊張を激化させ、安全性にも問題があるとして、中止するよう求めました。

 グローバルホークは離着陸時、三沢基地内の地上設備でパイロットが操縦し、一定高度以上になると、米カリフォルニア州のビール空軍基地のパイロットが遠隔操縦します。同機の日米地位協定上の扱いについて、岸田文雄外相は「協定では、無人機一般の扱いについて明確に規定していないが、『公の目的』で運航される限り、協定5条でいう『航空機』に該当する」とのべ、日本の航空法の適用除外を受けることを昨年3月の日米合同委員会で確認したと明らかにしました。また、井上氏が日本の航空法に基づく無人機の飛行実態をただしたのに対し、国交省の島村淳航空局安全部長は「平成8年(1996年)と平成16年(2004年)の試験飛行の2件だ」と答えました。

 井上氏は、「日本での飛行実績、管制の経験がほとんどないものが日本上空を飛ぶことになる」として、グローバルホークが三沢基地以外の空港に緊急着陸する場合の対応について質問。防衛省の徳地秀士防衛政策局長は「三沢の地上施設、あるいは米本土からパイロットが操縦する」と答えました。

 井上氏は「無人機の経験のない管制を受けて、米国内で操縦して、緊急着陸させる場合もある。これで本当に安全が確保できるのか」と批判しました。


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