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2014年5月13日(火)

ASEAN 首脳会議

共同体設立で平和繁栄

域外国との協力も強調

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 【ネピドー=松本眞志】10、11の両日にミャンマーの首都ネピドーで開かれた第24回東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議は、2015年に設立予定のASEAN共同体を発展させ、域外国との協力を強化することを通じて、地域の平和と繁栄を実現するASEANの「中心的役割」を発揮していくことを確認しました。


 ASEAN共同体は、政治・安保、経済、社会・文化の3分野を柱として設立されます。現在ASEANは、09年に策定された共同体ロードマップ(行程表)の最終段階にあります。

 今年の議長国ミャンマーのテイン・セイン大統領は会議後の記者会見で、「ASEAN憲章の目的と諸原則を実現し、共同体設立の努力をより効果的に進めるために、ASEANの機構と事務局をいかに強化するかという問題について意見交換が行われた」と述べました。

 15年の議長国マレーシアのナジブ首相は首脳会議で、ASEAN事務局のスタッフと財源を大幅に強化する必要があると指摘。インドネシアのユドヨノ大統領は、安全保障問題で共同対処能力を高めるためにASEANの政治・安全保障共同体が重要だと強調しました。

 首脳会議で採択された「ネピドー宣言」は、(日本、米国、中国、インドなどの)域外対話国との協力枠組みや東アジア首脳会議をいっそう発展させることでASEANの中心的役割を強化するとしています。

 会議後に発表された議長声明は、共同体設立後のビジョンを明確にすることが「ASEANの将来における重要性、信頼性、中心的役割を維持する」と強調しました。


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