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2014年5月11日(日)

ロ大統領 クリミア訪問

米欧諸国は反発

ウクライナ

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 【パリ=浅田信幸】ロシアのプーチン大統領は9日、ウクライナ南部のクリミア半島を訪問し、旧ソ連による第2次世界大戦の対独戦勝記念式典に出席しました。大統領が同地を訪れたのは3月の一方的併合後初めて。併合を国際法違反として承認していない欧米は「挑発だ」と反発を強めています。

 セバストポリで軍事パレードを観閲したプーチン氏は「前途に多くの仕事があるが、われわれはあらゆる困難に打ち勝つ。ともにあって、われわれはより強くなったからだ」と併合の既成事実化を誇示しました。

 プーチン氏のクリミア訪問について、米国務省サキ報道官は「挑発であり不必要な訪問」だと批判。

 また欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表のコチヤンチッチ報道官は、第2次大戦終結という「共有する歴史的な日」を「不法なクリミア併合を見せびらかすことに利用すべきでなかった」と遺憾の意を示しました。

 一方、ウクライナ暫定政権のヤツェニュク首相は9日、親ロシア派が武装蜂起した東部の緊張緩和に向け、国民間の円卓会議を14日に開くと明らかにしました。

 ただ、暫定政権は円卓会議の参加者を「暴力に加担していない国民」に限定。親ロシア派も11日に東部ドネツク州などで自治権拡大の是非を問う住民投票を強行する構えで、円卓会議が成功するかは不透明です。


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