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2014年4月12日(土)

難病要件狭めるな

新法案で高橋議員 “希少性”は問題

厚生労働委

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(写真)質問する高橋ちづ子議員=11日、衆院厚労委

 日本共産党の高橋ちづ子衆院議員は11日、厚生労働委員会で、難病対策の新法案について質問しました。

 高橋議員が同法案の対象となる病気の要件の一つとして「希少性」を人口の0・1%と規定した根拠を求めたのに対し、厚労省の佐藤敏信健康局長は「患者数が少なく研究の対象になりづらいものだ。米国や欧州での定義に即して設定した」と回答。高橋議員は、0・1%の規定は欧米での創薬を支援する目安であり、欧州では医療費の自己負担はほとんどないと指摘し、佐藤局長も認めました。

 その上で高橋議員は、国の難病対策開始時につくられた難病対策要綱は難病の定義に「希少性」を含んでいないと指摘し、法案に「希少な疾病」とあるのは問題だと批判しました。

 難病患者で障害者総合支援法の対象となる範囲について、厚労省の蒲原基道障害保健福祉部長は、新法の対象となる病気の範囲を考慮しながら検討すると答弁。高橋議員は「新法による医療費助成の対象とは別に、福祉で支援すべき対象は幅広くていいのではないか」と迫りました。

 新法制定にあたり対象外となるスモン患者への措置について、田村憲久厚労相は予算措置を恒久対策として継続していくと答弁しました。


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