2014年4月8日(火)
復旧遅れ極めて深刻
仁比氏 昨夏の山陰豪雨被害
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日本共産党の仁比聡平参院議員は3月26日の参院災害特別委員会で、昨年夏の山陰豪雨被害について「極めて深刻な状況が続いている」と復旧の遅れを指摘しました。
国庫補助のある災害復旧事業は島根県江津市で8割、同県津和野町で6割が未発注です。仁比氏は「河川など手が付けられておらず、次に大雨が来たらどうなるか、出水期までに何とかしなければと住民は不安を募らせている」として政府の姿勢をただしました。
国交省水管理・国土保全局の森北佳昭局長は「早期に応急対策の必要がある。被災自治体に助言、支援を行っていく」と答弁しました。
5月に田植えを迎える農地について仁比氏は「4月中に仮復旧できなければ丸一年棒に振る。何としても間に合わせなければならない」と指摘。農水省農村振興局の室本隆司整備部長は「市町村と連携を図りながら、営農再開が可能な必要最小限の対応を含めて、積極的にやっていきたい」と答えました。
仁比氏は、生産者の意欲をつなぐうえでも、集落の災害復旧に必要な共同作業の日当として、農水省の中山間地域直接交付金や農地水保全管理支払交付金を「もっと活用すべき」と指摘。室本整備部長は「活用が促進されるよう周知したい」と答弁しました。