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2014年3月17日(月)

スポーツ連盟全国総会が閉会

権利実現へ地域で活動

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 新日本スポーツ連盟の第31回定期全国総会は16日、東京都内で開かれ、「50周年を運動と組織の前進の中で迎えよう」と呼びかけた議案を採択し終了しました。


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(写真)新日本スポーツ連盟の全国総会で紹介される新役員=16日、東京都内

 討論では、スポーツ基本法の精神を地域で実現する活動報告が相次ぎました。

 北海道では連盟外にも呼びかけて基本法の学習会を50人で開催。そこで出された「行政側と一緒に考えたらいい」という提案を受けて札幌市からスポーツ振興計画の説明を受けました。代議員は「行政と話し合う中で『できることはやりましょう』と変化した。どういう要求を掲げるか、柱が大事だ」と強調しました。

 千葉の代議員は、自治体のスポーツ予算を調べて振興計画について交渉した経過を報告。県の予算はほとんど国体と千葉国際駅伝のもので、千葉市は老朽化した施設の改修ばかりという実態でした。「計画は立派だが、実現には『財政危機都市宣言しているから、なかなかできない』と以前と何も変わっていない。地道に要求活動を進めたい」と話しました。

広がる活動

 連盟のない地域にも活動が広がっています。

 広島からは「5月に広島市内で震災復興支援の卓球大会を計画している。今年8月には旗をあげていきたい」という代議員の県連盟結成に向けた決意が語られました。発足から6年で19都道府県に22クラブ716人の組織になったウオーキング協議会は、広島や奈良で教室を開き、それを契機にクラブをつくっている経験を披露しました。

30代に拍手

 東京や宮城からは地方連盟の事務局長や理事長として奮闘する30代の若い代議員が発言。悩みながらも頑張る姿に温かい拍手が送られました。

 総会では連盟の機関誌『スポーツのひろば』の価格改定も議論になりました。理事会の提案に賛否両論が出されましたが、討論を通じて改めてその積極的な役割が明らかになり、提案通りに採択。さらなる普及をめざすことを確認しました。

 総会は、和食昭夫理事長(再)、福島邦夫事務局長(再)、永井博会長(再)らを選出。30代からも5人が理事に入りました。


スポーツ発展へ共に

宮本議員があいさつ

 新日本スポーツ連盟の全国総会であいさつした日本共産党の宮本岳志衆院議員・スポーツ委員会責任者の発言要旨を紹介します。

 スポーツ基本法ができて2年半になります。基本法を生かしてスポーツ権を現実のものとするために貴連盟がその先進性を発揮して奮闘していただくことを期待するとともに、日本共産党はみなさんと協力共同してスポーツの発展に力を尽くします。

 ロシアのウクライナへの軍事介入はソチで開かれているパラリンピックにも影響を及ぼしました。そんな中でロシアの選手がウクライナの選手に握手を求める場面が生まれるなどスポーツの力を世界に示しました。一方、日本はソチをめぐって国連の休戦決議に賛成しながら、ロシアに一言もものがいえないのは情けない話です。

 2020年オリンピック・パラリンピックの東京開催が決まりました。日本共産党はオリンピックの精神の実現に努め、大型開発に走らず国民や都民の生活と調和の取れた無理のないとりくみを進めるため尽力したい。


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